交通事故の死亡者数は減ってきている

日本国内における交通事故死亡者数は1970年に約17000人を記録してから、70年代後半にかけて減少しました。80年代は上昇し続け1996年に約9000人の第2次ピークを記録して以降、また減少を始めます。


現在の2015年は、1996年から比べると死亡者数4117人と半分以下まで減りましたが、交通事故発生件数は中々減少していないです。

 

 

 

それは、年を重ねるごとに自動車免許の保有者、自動車の普及台数が増え続けているからでしょう。さらに、65歳になっても自動車免許返納制度を利用しない高齢者が多いことも理由として挙げられます。高齢者の交通事故による死亡者数と事故発生件数は増加傾向にあり、テレビのニュースや新聞で取り上げられることが多いです。


事故の主な原因は、高速道路を逆走し対向車と激突したり、アクセルとブレーキの踏み間違いによるものです。高齢者だけではなく近年、重度の障害を持っている方が運転中に何らかの発作を起こし、運転者が無意識状態に陥って自動車が暴走して、大勢の人がいる列に突っ込むという事故も昔と比べると増えています。高齢者が多く起こす事故は、踏み間違い防止アシストや車線逸脱警報システムなど自動車のシステム面の技術力向上により、この先減少することが推測されています。しかし、自動車側の技術力が向上しても運転者の技術が追いついていない又は低下している場合、事故発生件数はずっと増え続けるでしょう。

 被害者になってしまったら交通事故弁護士に相談するのは大切ですが、それ以前に、事故にあわないことが最も良いと思いますので、交通事故を予防する技術革新にも期待です。